2020.11.11
チーム「しあさっての方向」
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  • 江坂・千里中央・豊中

profile

大阪ビジネスカレッジ専門学校マスコミ学科所属の学生ライターチーム第3期生


柴田 晃生(写真中央)
ピンク担当/人間賛歌。

岩元 陽大(写真左奥)
ふわふわパステルピンク担当/世界を虜に。あなたの心をBANG! BANG! BANG!

山内 さゆり(写真右奥)
赤担当/楽に生きたい。

谷山 佳乃(写真右手前)
レモン色担当/人生万歳。

小原 卓実(写真左手前)
ピンキー担当/思春期。

取材報告書『犬と街灯』(?)

豊中市庄内のまちの一角に佇むアートギャラリー(?)多彩なジャンルの作品(?)が置いてある、そのお店(?)『犬と街灯』のルーツを店主に尋ねる取材報告書

今回、私たちチーム「しあさっての方向」が取材にお伺いしたのは『犬と街灯』というお店。アートの展示やレンタルギャラリー、本の販売などを行っているらしい、との情報だけをたよりに店主に突撃!聞かせていただいたお話や感じたことを、“取材報告書”としてまとめてみました!(2020年8月28日取材)
【チーム「しあさっての方向」による取材報告書】
取材の結果『犬と街灯』の活動は、お店を運営されている谷脇クリタさんのご意向で、かなり多岐にわたっていることが判明しました。ここからは、解明した谷脇さんの活動の中から、私たちが特にインパクトを受けたものについて抜粋、報告をさせていただきます。
〜取材報告その①〜
タイトルで惹かれる!雑誌「左利きの女」
取材前の下調べ時から、私たちのあいだで話題になっていた雑誌「左利きの女」。特に我らが恩師、梅岡先生は「これについては絶対話を聞こう!」と意気込んでいました。(笑)

「左利きの女」は、まさにタイトル通り“左利きの女性”を取材している雑誌でした。街で見かけた左利きの女性に突撃取材を行い、雑誌としてまとめあげるというもの。ただ、これを発刊しているのは谷脇さんではなく、別の方だということで、谷脇さんは雑誌に興味を持ったことから店内で販売を行っているということでした。響く人には響く(敢えて“マニアック”とは言いません)雑誌を取り扱っているのも『犬と街灯』の魅力。余談ですが、梅岡先生はよほど気になっていたのか、この雑誌を購入していました。(笑)
〜取材報告その②〜
お店で「朗読会」も行っている!?
上記のような雑誌等の販売以外にも、色々な活動をされている谷脇さん。その一つに「朗読会」があります。その形式は2パターンあり、招待したゲストの方に本を読み聞かせてもらうというスタイルと、みんなで読みたいテキストを持ち寄り、好きなように読み聞かせをしてもらうのを順番に回していくというスタイル。

なんと取材当日、谷脇さんが朗読を披露してくださいました。
朗読と言えば、静かに読むイメージを持っていた私たちでしたが、いざ披露していただくと想像とは違っていて、まるで落語のよう!少し前まで淡々とお話をされていた谷脇さんが、一瞬にして別人のような迫力で朗読をされるので、聴いている私たちもグイッと作品に引き込まれました。

『犬と街灯』での朗読会は投げ銭制のときもあれば、コロナ対応で予約を取っている場合もあるとのこと。詳しくはホームページを要確認です!
〜取材報告その③〜
谷脇クリタさんの持つ顔
人が集まれる場所になればいいと始めた『犬と街灯』。「一冊の本を作るように、自分の好きなものを集めたおもちゃ箱を作るように」お店を運営しているそうです。
「なんでもやらないと気が済まない」とおっしゃっていた谷脇さん。創作活動をはじめ、朗読家、架空の島売り、編集者、イラストレーターと、いくつもの顔を持っています。またご自身で作るだけでなく、人が作ったものを別の誰かに販売するバイヤーとしての顔も持っています。これから谷脇さんが何を発見して、何を発信していくのか、これからもどんどん増えていくであろう“顔”。要注目です!

PICK UP!

〜ここで少し番外編〜
謎の活動「架空の島を売る」に迫る!!

私たちチーム「しあさっての方向」戦隊が取材前、実は最も気になっていたのが「架空の島を売る」という活動。全くもってどんな活動なのか想像がつかず、取材の中で聞いてみることにしました!皆さんは「架空の島を売る」という言葉を聞いて、どんな活動を想像しますか?本のタイトル?絵画作品?ゲームソフト?はっきり言うと、どれも不正解でした。架空の島というのは、谷脇さんが一からすべて想像で作ったミニチュアの島だったんです。まさか本当に架空の島を作っていたなんて思いもしなかったので、隊員一同、本当に驚きました。しかも一つ一つの島に対してしっかりストーリーも考えてあり、そのストーリーも実際にありそうなものばかりでとても面白い!今までに20個近く売れているそうです。谷脇さんは島のストーリーを話して聞かせてくださいましたが、どれも魅力的な島だったので、気に入って買って帰る人がいるというのも納得できました。谷脇さん曰く、「“架空の島を売っている人”という肩書きが面白いと思った」らしく、現在も気に入っている肩書きの一つとのこと。これからも谷脇さんが創り出す架空の島の世界を要CHECK IT UP!

〜取材報告その④〜
谷脇クリタさんという人
記事の前半で紹介したように、さまざまな顔を持つ谷脇さん。そんな谷脇さんは一言でいうと何者なのか、思い切って尋ねてみました。すると面白い答えが返ってきました。

「何をやっている人かわからへん人だと思われたいっていうのがありますね。何者かにならないと人生は失敗だというのはしんどい。たとえば音楽をやっているからと言って、プロにならないといけないわけではない。そんな何者か分からない面白い人が親戚に一人くらいいた方が、未来の子どもたちにとってはいいんじゃないかなとも思います。」

そんな風に、自由な考え方を大事にしている谷脇さんという人が運営しているということも、『犬と街灯』の魅力なんだと感じました。
〜取材報告その⑤〜
「未来予想図」
さいごに、今後の展開について聞いてみたところ、『犬と街灯』としてはまたイベントをやっていきたい(コロナの影響で自粛中でした)とのこと。その中で、主に関西で捜索活動をされている方ともっともっとつながり、面白い作品を発掘して紹介して、『犬と街灯』に面白い人が集まってくればいいと、谷脇さんはおっしゃっていました。
【報告完了】
今回の取材報告はここまでです。まだまだ、お伝えしきれていない部分も多いですが、ここから先が気になる方は、ぜひお店まで実際に足をお運びください!きっと新しい経験と、新しい謎に遭遇することができること、間違いなしです!