2020.04.07
チーム★ぅちら他力本願
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大阪ビジネスカレッジ専門学校マスコミ学科所属の学生ライターチーム第二期生

片平 翼(写真右)
ちょっぴり年上のリーダー、ぅちらの唯一の男性、ロックな人になりたい。

山田 佳菜子(写真中央)
ちょっぴりちょっぴり年上の女の子、人見知りをなくそうと日々頑張ってます。

井本 七瀬(写真左)
ちょっぴり年下の女の子、「頑張ることを頑張る」が2020年の目標です。

納豆BAR!?小金庵に取材

納豆のプロが語る!"○○○"なこだわり!

納豆不毛の地OSAKA(注:納豆の産地と言えば有名なのは茨城県の水戸など、どちらかというと関東圏の方がホームで、関西はアウェイなイメージがあるので・・・)の土佐堀に佇む『納豆BAR小金庵』。納豆BAR!?と、疑問に思った人も多いと思います。

なぜBARなのか?

「カクテルを選ぶように納豆の味をチョイスするような、そんな楽しみを込めて"納豆BAR"という名前にしたんです」。という、そんなユニークな社長、吉田さんにインタビューしてきました!

(2020年1月10日取材)
大阪人も唸る納豆
納豆文化では完全にアウェイな場所であるにも関わらず、大阪のど真ん中にオープンした小金庵。オープン当初は来店したお客さんに試食をしてもらい、味を認めてもらうという地道な努力が実り、今では1人で40個も購入するお客さんまで出てくる大人気店になりました。それもそのはず、社長の吉田さんがタレを大阪の人の舌に合うように改良!辛くせずに出汁を効かせ、しかもタレの量を1割強増量と大阪人が好きな"汁だく"をイメージしたそうです。これが見事大阪人の心を鷲掴みにしました。
豆な!?こだわり
小金庵では全ての納豆に国産の白豆大豆を使用。白豆大豆を採用した理由は、枝豆や黒豆などいろいろな豆で試行錯誤した結果、やっぱり白豆が1番美味い!というところに至ったとのこと。そして納豆にもタレなどにも添加物は一切入っておらず、体にも良い商品になっているのだとか!

何より1番驚いたこだわりはこれ!
何にこだわっていると思いますか?

パッケージをよ〜く見ると・・・
正解は、ロゴ周りの豆の大きさが納豆の種類によって変わる!でした。

左)大粒
中)小粒
右)ひきわり

非常に忠実(まめ)なこだわり・・・、いや、豆なこだわりですね!


「おいおい、豆の大きさは分かった。その真ん中にある漢字はなんだ?」と疑問に思いましたね?
そう、これ実は「なっとう」と読みます。寿司の「鮨」が魚に旨いなら、納豆は豆に旨いじゃないか!と吉田さんが作った漢字なのだそうです!
豆の大きさによって納豆の顔が変わる!?
スーパーで「今日は小粒」「今日は大粒の気分かな〜」と何気なく選んでしまいがちですが、納豆のプロ吉田さんに、それぞれの豆の大きさに合った役割を教えていただきました!

(小粒納豆)
小粒納豆のオススメの食べ方は、王道、納豆ご飯だそうです。「大粒でもええんやないの?」と思う方もいるでしょうが、吉田さん曰く、大粒だとお米の粒感に納豆が勝ってしまい、ご飯とのバランスがとれないのだとか。

(大粒納豆)
大粒の利点、それは"粒感"。噛みごたえあり、大粒はお酒のアテにいいそうです。日本酒などが合いそうですね!また、豆は大きくなればなるほど2次発酵が少なくなり臭いが減るのだそう。納豆の臭いが苦手な方には大粒がオススメですね。

(ひきわり納豆)
ひきわりは納豆と空気が触れる面積が大きいため、2次発酵が1番進み、臭いが強くなるということで納豆ビギナーにはちょっと難しい上級者向け!?しかしクセはあるものの消化は非常によく、離乳食や年配の方などにオススメの商品とのことです。
オススメ納豆
吉田さんに、全10種類(取材時)の中からオススメを教えてもらいました。
吉田さんセレクトのオススメ納豆を手に持っていただきました。左から順に「青唐辛子味噌」「本わさび」「初摘み海苔」のラインナップです。中でもイチオシは「本わさび」とのこと。吉田さんは大のわさび好きで、信州安曇野産の本わさびを使用。納豆には定番のからしではなくわさびを合わせるという斬新な商品です。ご飯だけでなく、フランスパンの上に乗せて食べるのも美味しいそうですよ!
まめ豆知識
吉田さんからさらに教えてもらった、納豆を食べるときの簡単な、ちょっとした工夫をするだけで普段の納豆よりもワンランク上がった納豆をいただける方法、皆さんにお教えしちゃいます!

>STEP1
めちゃくちゃ混ぜる
(何も入れずに、30回以上は絶対!)
納豆の糸は"旨味"なので、めっちゃくちゃ混ぜてください。

>STEP2
納豆を寝かす
(数10秒〜1分程度)
この"寝かす"という時間で糸を全体に行き渡らせます。

>STEP3
タレ、薬味、トッピングを入れる


この3ステップを踏むだけで、最高に味を引き出した納豆を楽しむことができるのだそう!
小金庵の2020年の目標!!
さらに大阪納豆を拡めるべく、「新しいお店も出したい」というお話も聞かせてくださいましたが、OSAKAと言えば2025年、大阪万博の開催も視野に入れつつ、「大阪土産として小金庵の納豆がくい込んでいけたらいいなぁ」というお言葉をいただきました!

吉田さん、たくさん納豆について語っていただきありがとうございました!