2019.06.05
チーム★ Hitomi FACTORY
  • Shop
  • 心斎橋・難波・道頓堀

profile

大阪ビジネスカレッジ専門学校マスコミ学科所属の学生ライターチーム
人員:3名
首領:川端未来(写真手前)
きっかけがみつかると波にのれるタイプ。一度のりだすと完成まで進み続ける。
切込隊長:川口紗良(写真中央)
意外な切り口をみつけ攻めていくタイプ。その独創性はプロをも驚かせる程。
重鎮:高橋公子(写真奥)
勢いと直感が土台を作るタイプ。こだわりが強く自分の納得がいくまで追求する。

大阪みやげ『なにわ名物いちびり庵』に潜入取材!

その数なんと4000種!大阪みやげなら何でも揃う『いちびり庵』って?

青木松風庵『みるく饅頭月化粧』や、株式会社大阪の味本舗『お好み焼きせんべえ』。
大阪のお土産と言えばコレ!という定番中の定番ですが、大阪にはまだまだ手に取ってほしいお土産が数多く存在します。

そんな大阪みやげがぎゅっと詰まったお店が、大阪・なんばの『なにわ名物いちびり庵』。4000種類ものお土産を取り扱ういちびり庵に、まだまだ知らない魅力的な大阪みやげを調査してきました!(2019年2月1日取材)
高校生が青春を捧げた新商品『放課後クランチ』
「コレ、今日から発売なんですよ!」と真っ先に紹介を受けたのが、新商品の『放課後クランチ』。なんとこの放課後クランチ、手掛けたのは現役の高校生なんだとか。大阪ビジネスフロンティア高等学校の学生さんが、「大好きなミックスジュースを名物にしたい!」と、いちびり庵を運営する株式会社せのやとコラボして出来上がった商品。コンセプトはもちろんパッケージも、デザイナーのサポートを受けながら自分たちでデザインしたそうです。彼女たちが高校1年生のときから始まったこちらのプロジェクトは、発売が実現するまで実に3年もの月日が経っています。まさに、彼女たちの青春そのもの!一生懸命に売り込みをする彼女たちの健気さに負けて、つい購入してしまいました。
▲『放課後クランチ』486円(税込)
大阪と言えばこの男!くいだおれ太郎が語るいちびり庵の歴史
ビリケンさんとともに、大阪の象徴とも言える「くいだおれ太郎」。大阪みやげとしてさまざまな商品と展開し、今や大阪名物の一つです。そんなくいだおれ太郎の商品も、いちびり庵には盛りだくさん!そんな中、お店の中に気になるものが。

なんと、過去に販売していた、くいだおれ太郎の歴代ストラップがずらりと並んでいます!最初のストラップが発売されたのが、1993年。私たちはまだ産まれていません……。

株式会社せのやは、過去にいちびり庵の前身でファンシーバラエティーショップを運営していました。当初、くいだおれ太郎を扱ってはいなかったのですが、近くにあったくいだおれ屋さんが「くいだおれ太郎のキーホルダー、いちびり庵でも置いてや!」と言ったのがはじまりなんだとか。すると、くいだおれ太郎の人気が爆発!めちゃくちゃ売れたと言います。昔から大人気のくいだおれ太郎、今後も展示されたストラップがどんどん増えるのかと思うとわくわくしますね!
▲『くいだおれ太郎ストラップ』597円(税込)
これを買っときゃ間違いない!いちびり庵オリジナルの『ちょろけんぴ』とは?
広い店内の中には、数々の大阪みやげがたくさん並んでいます。これだけあると、どのお土産がいいか迷ってしまいますよね。そこで、お店の方に「これを買っときゃ間違いない!」と言わしめたお土産を紹介したいと思います!

その名も『なにわのちょろけんぴ』。大好評発売中の、いちびり庵オリジナルの商品です。パッケージを見ると、なにやらちょびヒゲのキャラクターが。実はこのキャラクター、大阪の元祖ゆるキャラと言われているそうなんです。その歴史は、なんと約400年!江戸時代後期に大阪や京都で流行した門付芸(かどづけげい)の一種で、ちょびヒゲの滑稽なかぶりものをして町中を練り歩き、ご祝儀をもらってまわったのがはじまりなのだとか。現代の私たちは「ご祝儀をもらってまわる」というとハロウィーンを思い浮かべますが、少し違うようで、どちらかというと路上の大道芸人に近いのかも知れませんね。

いちびり庵は、「大阪の文化や歴史を伝えていきたい」との思いから、このキャラクターを、約400年の時を経て復活させました。そして、可愛らしくデフォルメしたことにより、人気を博しているんだそうです。たくさんの人の思いが込められている、『なにわのちょろけんぴ』。こういった豆知識があると、手に取った時にふふっと笑えてくるかもしれませんね。
▲『なにわのちょろけんぴ』1,080円(税込)
▲ちょろけんぴとそっくり!?この人は一体……
大阪生まれ、大阪育ち!大阪の想いがこもった『Osaka &』
店の奥へと進むと、なにやら他とは雰囲気の違ったコーナーが見えました。その名も、『Osaka &』。
イラストやタオル、タンブラーなど、一見「どこが大阪なの?」と思ってしまうかも知れません。ですが、なんとここにあるお土産は「地元・大阪のプロダクトにこだわった商品」ということで、大阪でデザインされたり、生産されたものばかり!

たとえば、この商品。
▲『マサノヴァアート』1,404円(税込)〜

東大阪の電子工芸部品を扱っている、部品メーカーさんのもの。小さいころから遊んでいたネジなどの部品を、「組み合わせたらおもろいんちゃうか?」というアイデアから生まれたこの商品。『Osaka &』の中でも、主戦力になるほどの人気商品なんだとか。ただの部品も、考え方を変えれば素敵なロボットになってしまう、夢のあるものになっています!

知ってそうで知らなかった大阪に出会える『Osaka &』。今後はどのようなプロダクトに出会えるのでしょうか!?
苦渋の決断!私たちが選んだイチオシ土産
たくさんのお土産を見て回ったところで、私たちのイチオシ土産を決めることに。目を引かれるお土産をたくさん紹介されたので、あれもこれも迷ってしまいます。店内を歩き回って悩みに悩む私たち。さて、選ばれたのは一体どんなお土産なのか……?

川口が選んだお土産は、『食べるうつわ』。こちらは、お弁当などに使われる小分けカップ。名前でも分かる通り、このカップ、食べられるんです。おぼろ昆布・かつお・焼きのり・味付のりと、味は4種類。毎朝お弁当を作っている、母へのお土産としてこちらをチョイス。見た目も華やかで、ごみも出ない。おまけに美味しく食べられる!贈り物にもぴったりです。
▲『食べるうつわ』756円(税込)

高橋が選んだのは、錫製タンブラー『大阪錫器』。こちらのタンブラー、飲み物の温度を一定に保つことのできる優れものです。夏は冷たいもの、冬は温かいものを注ぐとよし!「これほしい〜!買って!」と、高橋はずいぶん気に入った様子。少しお値段が張るものなので、手に取るときは緊張していました。なんとか笑顔でパシャリ!
▲『大阪錫器』5,400円(税込)〜

そして、たびたび現れた謎の男の人……。株式会社せのや、なにわ名物いちびり庵広報の松浦さん!今回私たちにお土産のお話をたくさん聞かせてくださいました!そんな松浦さんが選んだのは、『大阪ボンボン』。オリジナル商品なので愛着があり、いろんな人に伝えていきたいとおっしゃっていました。『Osaka &』の中でも思い入れが強く、自分の子どものようなんだとか。ボンボンの味は「ウィスキー、酒、日本酒」の3種類!自分のお好みの味を見つけてみてください!
▲『大阪ボンボン』702円(税込)
気分は大阪観光!いちびり庵で知る大阪
お店を出たとき、大阪をすべて観光して回ったような感覚!「おもろいもん」から「こだわりもん」まで、大阪みやげなら何でも揃う、『なにわ名物いちびり庵』。いちびり庵でしか買えないオリジナル商品もたくさん販売しています。大阪観光をして、大阪みやげを買うなら、いちびり庵に行くっきゃない!