2019.03.15
TSUJIMASASHI
  • Spot
  • 天王寺・新世界・住吉

profile

ライター(修行中)/大阪ビジネスカレッジ専門学校マスコミ学科卒業生
トラベルライターになるため、ライター修行中の20歳。
中学校は野球、高校はテニスと、スポーツが大好き。
邦楽ロックや日本語ラップのライブに参加するなど、見かけによらずアクティブな一面を持ちます!

ハルカス300光のファンタジー

心も癒される幻想的空間
ハルカス300光のファンタジー

日本一高いビルとして有名なあべのハルカスの展望台「ハルカス300」。
冬季限定で夜になるとプロジェクションマッピング「CITY LIGHT FANTASIA」を開催しています。
5年目となる今回のテーマは「ANNIVERSARY」。
国内の訪問客と訪日外国人観光客人に好評を博し、冬期だけで通算約60万人を突破したプロジェクションマッピングとはどんなものか、取材してきました。
味わえる没入感、NAKEDプロデュースのプロジェクションマッピング
プロジェクションマッピングが始まると、夢の中に溶け込むような感覚に陥ってしまいました。
映像は幻想的で美しく、ミラーボールや音響の効果も良く、この世界観にのめり込んでしまう。
これが没入感。初めて味わう体感に驚きが隠せません。
その仕組みは展望台の構造にありました。
「ハルカス300」の特長である360度ガラス張りの空間が最大限に生かされて、「CITY LIGHT FANTASIA」の世界に包まれるような気分に!
床、窓面、柱など様々な場所にプロジェクションマッピングが投影されていて、夜景と見事に一体化しているのです。
マッピングを手掛けるのは、クリエイティブカンパニー「NAKED」。
彼らは映像やインスタレーション、プロジェクションマッピングなどで人々の体験そのものをデザインします。
今回の「CITY LIGHT FANTASIA BY NAKED」のテーマは「ANNIVERSARY」。
5周年を祝って、「子供の頃に見た未来都市」、「海の世界」、「星の世界」、「近未来」という過去4年の世界観を融合した集大成となっています。映像に出てくる少年が私たちを物語へと案内してくれます。
新たな街が創り出されたり、見ている人の動作で天候を変化させたり、子供から大人まで楽しめること間違いなし!また映像には大阪城や通天閣など大阪の名所が出てくるので見つけるのも楽しみ方の一つです。
▲少し進むと体験型スポットに。ここでは窓面に投影された映像の泡玉のようなものに触れると、なんと弾けて割れます!実はガラス上にあるセンシング技術を使って割っているのだとか。子供が楽しそうに遊んでいたのでついつい触りたくなりました。
▲ここでは床のマッピングです。雲海があらわれ、その後立っている場所が崩れるような映像演出。転落するような感覚になり、スリルがあって怖いかもしれません。
冬に上がる花火?!見どころ満載「天空庭園」
あべのハルカス展望台は、58、59、60階と3層にわかれており、
先ほどご紹介した60階の「天上回廊」はマッピングの階、59階にはお土産店、そして58階には天空庭園が広がっています。
天空庭園は吹き抜けとなっていて、外の新鮮な空気を吸うことができます。
58階のシンボルであるツインタワーにはプロジェクションマッピングの「天空花火」が投影。
伝統的な花火の美しさに万華鏡をモチーフとした輝きを融合させた、全く新しい花火です。
ツインタワーの壁面に触れることで様々な花火を打ち上げることができて感動しました。
15分に1回登場するオリジナルコンテンツがあって、これは大阪芸術大学の客員教授でもあるNAKED Inc.代表 村松亮太郎氏がアートサイエンス学科とコラボレーションし、創造力を育む通年授業の一環として、学生たちのアイディアを掛け合わせたもの。
学生ならではの多彩な発想力で天空庭園をより一層明るく照らします。
天空庭園にはレストランもあり、お腹がすいてきたなという人にオススメのホットスナックや、
夜景の見える場所でオシャレにディナーをする人に人気のパスタやオムライスなどがありました。
その他にも、あべのプリンやチュリトス、ポップコーンなどメニューも充実。
その中で一番人気は「パインアメソフトクリーム」。
パインアメとコラボした「パインアメソフトクリーム」を販売しているのは日本でここだけとのこと。それを聞いたら食べるしかありません。パインの酸味がまろやかに口の中に広がり、ソフトクリームの上にはつぶしたパインアメがあって味も食感もとても良いです。
次に向かったのは一つ上の階のお土産店。ハルカス300公式キャラクター「あべのべあ」のぬいぐるみが人気で、季節ごとにハロウィン仕様であったり、クリスマス仕様であったりと色々な可愛い「あべのべあ」が売られています。お帰りの際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
▲「かこむdeこたつ」(3/3(日)までで終了)予約をすれば300メートルの高さで絶景の夜景と共におでんやちりとり鍋を食べられます。日本の文化がしっかり反映されていました。
▲いろいろなタイプの「あべのべあ」が販売されています。一番人気はぬいぐるみです。愛くるしい顔ですね。
ハルカス運営部瀧浪さんから伝授!ハルカス展望台の3つの楽しみ方
ハルカスの楽しみ方ってありますか?
「はい。具体的に3つあります。
1つ目はエレベーターです。
エレベーターの中は外が見えない仕組みになっていて、その代わりに高度を表すメーターや、
飛行機の滑走路を彷彿とさせるような演出を楽しめます」と瀧浪さん。
何故エレベーターの外を見れないかというと、ドアが開き景色を見る時の感動を、より味わってもらいたいからとのこと。
隠れたところに些細な思いやりを感じますね。
「1dayチケットで入場することが2つ目です。あべのハルカスには昼と夜、二つの顔がありまして、昼間は大阪の街を一望できる絶景を、夜は夜景とプロジェクションマッピングで少し優雅なひとときを。また昼は夜より高さを感じられ、すこしスリリングです。
なんといっても1dayチケットは出入り自由。なので昼に1度、夜に1度とハルカスを2度味わえます。
最後の3つ目はハルカスのイベントです。
ハルカスでは『かこむdeこたつ』や『エッジザハルカス』(3/7再開)、『ヘリポートツアー』など開催しており、展望台だけじゃ物足りないという方にオススメです」。ハルカス300にはいろいろな視点で楽しめる工夫がありました。今後の新たな挑戦も楽しみです。

あべのハルカス展望台では高さや景色だけじゃなく
イルミネーションやこたつなど様々な魅力がありました。
ぜひ家族で、カップルで、友達で、行ってみてください。