店内には、観戦チケット、ポスター、写真、虎柄のイスなど、阪神タイガースファンにとっては思わずテンションが上がってしまうようなグッズがズラリ。“阪神ファンが集う店”と聞くと、想像するのはコテコテの熱狂的なトラキチ。「虎党居酒屋 とらやんけ」は気さくなマスターが切り盛りしており、ビギナーファンでもすぐに打ち解けられる雰囲気を作ってくれるので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか？

今回訪れたのは、裏なんばにある「虎党居酒屋 とらやんけ 」。
店名の通り、阪神タイガースファンが夜な夜な集う居酒屋です。
阪神タイガースのファン歴37年というマスター・佐々木さん。
周りの友人が野球好きで、阪神ファンも多かったことからいつの間にか阪神にどっぷり。
阪神が好きやし、お酒が好きやし、これはやるしかない！ということで脱サラしてお店をはじめました。

「このお店に来るのは、阪神ファンばかりやと思うでしょ？中にはオリックスファンの方もいるんですよ。でも彼はここの常連さんの公認で、私もこういう人が1人いてもいいんじゃないかなと思います。同じ球団を応援していなくても、野球が好きということに変わりはないので。でもセ・パ交流戦で阪神が勝ったときは、端の方で小さくなってますけどね（笑）」とオーナー・佐々木さん。

球団の垣根を超えて声援を送り、健闘を称え合います。
またお客さん同士の繋がりも強く、年1回、マスターが主催となって団体応援ツアーを開催。
徐々に人数も増え、今では常連さんの楽しみになっているのだとか。

常連さんとお話しを聞いていると、
「あのキープしてるボトルあるでしょ？ボトルに数字を書いてるねんけど、好きな選手やと思うやろ？あれな、実はボトルを開けた月の数字で、1ヶ月に1本飲み切るのを目標に通ってるねん」と話してくれました。
そんな彼は、奈良からわざわざ通っているという強者！

また自分の家でくつろいでる感覚でいてもらえればというコンセプトの通り、野球ビギナーの私でも皆さんあたたかく迎えてくれました。

甲子園帰りに、お仕事帰りに、なんとなく野球愛を語り合いたい。
そんな時は、虎党のマスターが営むお店にぜひ行ってみてください！

お店は千日前のビル2階。入りづらいかもしれませんが、最初は勇気を出してみてください！

阪神ファンのお店と聞いて凄まじいのでは…と思ったのですが、マスターはとても気さくで安心しました。

この日の試合は阪神タイガースvs東京ヤクルトスワローズ。1ヶ月ぶりの甲子園ということで現地で応援する方も多く、店内の人は少なめでした。

決まったメニューはないのですが、定番で置いているたこ焼き。ほかにも、かち割りきゅうりなど甲子園にあやかったアテも。

カウンターの上にはチケットの数々。常連さんが観戦帰りに来店し、勝った試合のものを張り出しているのだそう。

この日の試合は負けてしまいましたが、常連さんたち同士でトラキチ談義に花を咲かせます。