2018.10.05
大塚 小雪(Star FACTORY)
  • Spot
  • 心斎橋・難波・道頓堀

profile

短大卒業後は1年間カナダに留学。2016年に帰国し、株式会社Star FACTORYに入社。現在は編集ライターとしてのスキルを磨くため、そして自分の新たな可能性を探るべく、日々勉強中。趣味は、旅行とスノーボード。三度の飯より柴犬が好き。

外国人がこぞって集まる裏観光名所

なぜそこに?外国人がこぞって集まる裏観光名所
大阪の知られざる魅力を再確認しよう!

大阪の観光スポットといえば、大阪城や通天閣、道頓堀にUSJだけ?いいえ、そんなことはありません!実は、多くの人には知られていない隠れた名所がたくさんあるんです。そこで、日本人でもあまり行かないのに、なぜか外国人が集まるというディープなエリアを探ってみました。「え、そんなところが!?」と驚くことなかれ。大阪人も気付いていない”真の大阪の魅力”に迫ります!
大阪なのに海外気分!?外国語が飛び交う多国籍な空間
まずは南海「なんば駅」近くにあるインフォメーションセンターで外国人が訪れる人気スポットを聞き込み。
まずはなにわの台所「黒門市場」からリサーチ。
東西300m、南北80mのアーケード下に約150店舗が並び、鮮魚を扱うお店、野菜や果物、お肉、漬物などを扱うお店がところ狭しと軒を連ねています。
何と言っても一番の魅力は、”食い倒れの街・大阪”らしい食べ歩きができること。
しかし、散策してみると、1粒1500円の高級苺やスイカやメロンなどの果物をくり抜いた1200円のフレッシュジュース、3000円の海鮮丼など、驚きの価格が並びます。
お店のポップは英語、中国語、韓国語など多言語化するほか、商店街全体で英語での接客教育を行なっているそうで、インバウンド対策もバッチリですね。

せっかくなので実際に外国人の方にインタビューしてみました!
まず声をかけたのは、香港から来た男女3人グループ。
お目当てはやはり魚介やお肉、フルーツやスイーツといった日本のグルメ。
香港のブロガーさんがこの場所を紹介していたようで、それを見てやって来たのだそう。
次に声をかけたファミリーも、またまた香港の方でした!
彼らもインターネットで知ったそうで、SNSやブログによる口コミで広がっているのでしょう。
最後は、大阪に来るのはこれが初めてだと話すパリ出身の男性2人。
その日が2日目ということで、大阪のいいところを聞いてみると「昨日は焼き鳥、お好み焼き、たこ焼き、ここでは海鮮焼きとお肉。やっぱり日本は"食”が魅力的。まだまだ食べ足りないね!」とのこと。
ここ黒門市場なら、大阪の食を制覇できるといっても過言ではありません。
「黒門市場」は、地下鉄千日前線「日本橋駅」の10番出口から出ると目の前すぐ。店員さんの威勢のいい声が聞こえてきます。
なかなか手が出せなさそうな価格にも関わらず、海外の方は気にせず購入していくというから驚きです。
パリから遥々やってきたイケメン男性2人にインタビュー。イカ焼きを堪能している最中にお邪魔しました!
焼きパインという変わり種メニューも。生のままよりも甘みが増して、これが意外にいけるんです!
日本一長い商店街として知られる天神橋筋商店街の端にある「大阪くらしの今昔館」。
大阪市周辺に在住している方なら、小学生の校外学習などで訪れたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
2001年4月に開館。
昨年の来場者数は58万人で、そのうちの6割以上が海外からのお客さんなのだそうです。
施設内は、江戸時代(1830年代)の大阪の町並みを実物大で復元していて、この施設のいいところは町家の中まで上がれたり、展示品を自由に手にとって触れられること。
1日先着300名限定で着物体験(1回500円/30分)ができ、写真撮影もOKなのでSNSにアップする人も多数!
路地には猫や犬、スズメなどが置かれているので、探してみるのも楽しいですよ。
トンボとネズミを見つけられたら、上級者かも!?
音と光によって朝昼晩、1日の移り変わりを表現。雷が鳴ったり祭囃子の音が聞こえてきたりと、細かい演出にまでこだわっています。
玩具屋の店先には昔ながらのおもちゃが並びます。韓国人のカップルも展示品のけん玉で楽しそうに遊んでいました。
そして最後、心地よい風が吹く夕暮れ時に、独特の形状から“未来の凱旋門”とも呼ばれる「梅田スカイビル」へ向かいました。
ここは、英タイムズ紙に「世界を代表する20の建築物」として紹介されたことをきっかけに、外国人観光客が急増!
地上40階、高さ173mにも及ぶ超高層ビルの最上部、屋上は屋根やがラス窓がないので風を感じながら360度のパノラマを堪能することができる「空中庭園展望台」が絶賛されています。
夜景もさることながら、沈み行く夕日を眺める眺望も素敵。
また、夜になると屋上回廊「ルミ・スカイ・ウォーク」の床に埋め込まれた石が光り始め、まるできらめく星の上を歩いているような感覚に。
その幻想的な空間に、人気が出るというのも頷けます。
夜になると足元がキラキラと輝く光の道が現れます。天の川の上を歩いているような光景は、なんとも神秘的な
空中庭園の新名物「梅田スカイビルワッフル」。多いときは1日200個以上も売れるのだとか。挽きたて淹れたてのオリジナルコーヒーと一緒にぜひ。

PICK UP!

ミナミエリアの観光拠点で大阪旅の情報収集!

今回、外国人が集まるスポット教えてくれたのが「大阪市ビジターズインフォメーションセンター・難波」。2014年12月25日付け日本政府観光局(JNTO)による外国人観光案内所の認定制度において、最高ランクである”カテゴリー3”を取得。常時英語対応が可能で、英語を除く2以上の言語での案内ができる体制があります。アクセスに便利な「なんば駅」にあり、観光に便利な案内所です。