2018.09.01
大塚 小雪(Star FACTORY)

activity

天満橋・谷町四丁目

profile

短大卒業後は1年間カナダに留学。2016年に帰国し、株式会社Star FACTORYに入社。現在は編集ライターとしてのスキルを磨くため、そして自分の新たな可能性を探るべく、日々勉強中。趣味は、旅行とスノーボード。三度の飯より柴犬が好き。

水辺ダイナーの活動

橋の上でディナーを楽しむ謎の集団を発見!!枠にとらわれない自由な発想が生み出した「水辺ダイナー」

合言葉は“NO BORDER, BE WILD”。
こんなところで?と思うような水辺周辺で、お酒を飲んだり、食事を楽しんでいる人たちがいるんです。
それが、水辺のまち再生プロジェクトのメンバーが実施する「水辺ダイナー」。
まちの隙間を見つけ出してとことん遊ぶ姿をこの目で確かめるべく、夏のある日、大阪を代表するオフィス街がある北浜駅から徒歩6分の天神橋で行われていた「水辺ダイナー」に参加してきました!

都市を使って自由に遊ぶ、アーバンアウトドアな暮らし

「水の都」と呼ばれることもある大阪。
川沿いにはカフェやレストランが増え、川にはたくさんの観光船が行き来しています。そんな状況を目の前に「それらを利用する以外にも、水辺を楽しめる可能性は他にもまだまだあるのでは?そういう多彩な風景こそ水の都では?」と
「水辺のまち再生プロジェクト」のメンバーである末村巧さん、黒田篤史さん、中津壮人さん、笹尾和宏さんの4人が中心となり、「水辺ダイナー」に取り組んでいます。

どんなことをするの?と思うかもしれませんが、その方法は簡単です。
水辺周辺の橋の上や道路などの中から気持ちのよさそうなスペースを見つけ、通行の邪魔にならないようにテーブルやイスを持ち出してディナーをするだけ。 ポイントは、ただ外で飲むだけではなく、テーブルクロスを引いてお皿は使い捨てじゃないものを使うこと。
場所は”水辺”という外の環境ですが、お家やレストランでディナーや食事会をするような感覚を大切にしているのだそうです。

その日のメニューは、ポテトサラダや鶏のたたき、もやしのナムル、キムチトマト、鯖寿司など。
持参したスピーカーから聞こえる優雅なメロディーとともにいただくワインは格別です。
「実は、この橋のスペースはバルコニーなんです。大阪の橋は建築家が設計したものが多く、こういう意匠性の高いスペースが設けられていたんですよ。ここはこの辺りの中でも一番広いので、ゆったりとくつろげますね」と笹尾さん。
そんな豆知識やお話を聞きながら過ごした2時間はあっという間でした。

外でテーブルを広げて飲んだり食べたりするなんてダメなのでは……と思う方も多いかもしれませんが、 法律的な点についても押さえた上で楽しんでいるとのこと。
そのあたりもしっかりと調べているからこそ、できることなのです。
「通行人の方が見て、なんかええ感じやなって思ってくれたらいい。それで、自分なりにやってみる人が増えてくれたら嬉しいですね」と話す笹尾さん。
形や常識にとらわれなくていいんです。
自由な発想を持って街中の空間を楽しむ彼らの活動は、これからの”水都大阪”を盛り上げてくれるにちがいありません!!

▲「水辺ダイナー中」の看板が目印。 開催日の告知はしていないので、遭遇できたらラッキー!しかも不定期なので、さらにレア感があります。

▲各々お酒やおつまみを持ち寄って、19時頃から「水辺ダイナー」のスタート!水辺の気持ち良さを感じながら楽しみます。

▲夜になったら誰も通らないところ、普段素通りしている場所など「実はこんなに気持ち良いんだ!」 というスポットを見つけて開催。

▲「ディナーをするような外での食事の機会があってもいい」とのことから、テーブルクロスを敷いて、使い捨てのお皿ではなく食器を使用するのがこだわりです。

▲夕暮れ時は、雰囲気がガラリと一変。通りすがりの人が興味を持って飛び入りで参加することも。親しい友人だけに閉じ切ってしまわないこの関係が素敵。

▲綺麗にしてから帰るのがマナー。楽しく飲んで、おしゃべりした後は、参加者全員で片付けます。あっという間に、ご覧の通りスッキリです!

PICK UP!

固定概念にとらわれない、新たな水辺の楽しみ方を発見!

「水辺のまち再生プロジェクト」のメンバーである末村巧さんは、「2003年から水辺に人がいないことをもったいないと感じ、気持ちいい日常生活の発信を始めました。規制緩和が進んで水辺におしゃれなお店が増えた今だからこそなおさら、公共空間を自分たちで使いこなすことにこだわっています。」と話します。数多くの水辺のスキマを調査しているなかで、特に面白いと思う場所は、大阪市福島区にある「ほたるまち」の道路空間。ガードレールの内側にテーブルが入るスペースがあり、車も人も来ない意外性のあるスキマなのだそう。気になる方は、一人で、あるいは家族や友達を誘ってご自身で水辺ダイナーを開催してみてください!