2018.10.15
宮本 司(Star FACTORY)
  • Spot
  • 淀屋橋・本町・北浜

profile

編集プロダクションで雑誌・フリーペーパーの編集を経験し、2007年に株式会社StarFACTORYを設立。雑誌の編集はもちろん、紙媒体やWEBなどのコンテンツの企画・制作、企業や商業施設のプロモーションなどを幅広く手がけている。四国の離島生まれという育った環境の影響もあり、地域の商店街や自治体など、クリエイティブで地域を活性化する取り組みにも力を入れている。

水辺の民泊・アクアシテ北浜

エレガントな雰囲気で、利便性も高い「水辺の民泊」
7人まで宿泊可能!家族や仲間と水都の魅力を存分に満喫できる

大阪を表すキャッチフレーズとして「水都」や「水の都」をあげる人も多いのではないでしょうか?かつての大阪は川が多かったことからそう呼ばれていましたが、そのほとんどが埋められてしまい、現在で水都らしい場所といえるのって、「中之島」「北浜」「道頓堀」など限られているのが現状です。
その中でも「北浜」は、川沿いにオシャレなお店が点在する癒しのスポットとして人気。そんな水都・大阪の魅力を満喫できる場所に、水辺の民泊があったってご存知でしたか?
駅近で利便性抜群!大阪観光や京都へのアクセスも便利
今でこそ川沿いにレトロなカフェやオシャレなお店が並び、水辺を楽しむ街としての地位を確立した「北浜」ですが、かつては証券取引が盛んに行われていた証券会社の街だったそうです。時代が進み、証券取引の中心がコンピューターへと移行されてからは、人がほとんどいないゴーストタウンになりかけていました。
OSAKA旅めがねの創業メンバーでもある、山根エンタープライズ株式会社の山根秀宣さんが北浜に来た2006年当時は、北浜も中之島公園も今では想像もつかない雰囲気だったそうです。そして、空掘の活性に尽力したノウハウを活かして、地元の人や水辺の専門家達と共に北浜の再生に乗り出します。
2008年に実験的にはじめた大阪の川床「北浜テラス」は、当初3軒からスタート。現在では常設として15軒にまで広がり、水都を満喫するスポットとして定着しています。
そんな山根さんが新たに手がけるのが「水辺の民泊・アクアシテ北浜」。
北浜駅から約200mという好立地にあるビルの8階にあり、1フロア1ゲスト48.9㎡とゆったり空間。青を基調とした室内は、掛け軸に滝の絵柄の帯を採用するなど、水都と和とボヘミアン調の雰囲気を融合させたエレガントな雰囲気になっています。畳の部屋の窓からは川が眺められ、窓際に設置したチェアに腰掛けて、好みのお酒を片手にのんびりと移り行く川のある風景を楽しむことができます。
寝室やキッチン、バブルジェット付きのバスルーム完備で、ゆったりとしたスペースなので家族や友達と一緒に7人までの宿泊が可能。駅近で向かいにはコンビニもあり、徒歩で大阪城、地下鉄で道頓堀、京阪電車で京都と利便性も高いので、海外からの観光客を中心に現在では稼働率90%という人気の民泊となっています。
  • ▲名前の由来は、アクアは文字通り水、シテはパリの中之島ともいえる「シテ島」から。このシテは「City」と同じ語源なんだとか。「都心の水辺=水都の中心」をイメージして名付けられました。
  • ▲窓から川の景観を望む至福の時間が過ごせるのは、水辺の民泊ならではのメリット。昼間は屋外で観光を楽しんで、夜や朝は窓からの景観にうっとり。
痒い所に手が届く!旅行者思いのサービスに感動する利用者が続出
「アクアシテ北浜」が入っているビルでは、文化を再発見できる場所にしたいという山根さんの思いから、お琴や居合の教室が開かれたり、飲食店も入っています。夜に同じビルにバーがあることも旅行者には嬉しいですよね。
立地の利便性やハード面の充実はもちろんですが、アクアシテ北浜のもうひとつの魅力は、痒い所に手が届くサービスや対応力にあります。車で来られる方から近くの駐車場を知りたいとの要望がでると、山根さん自ら周辺の駐車場情報をリサーチ。周辺駐車場マップを作成してお客さんに送付。部屋に蚊が出るので殺虫スプレーはないかとの電話が入ると、お客さんの帰宅までに部屋の玄関前にスプレーを届けたこともあるそうです。
「これでもか!というくらい、あちこちに楽しみどころを仕掛けていますが、お客様からのいろんな要望が更なる向上や進化につながっていきます。いろんな人が快適に楽しんでもらえれば嬉しいですね」と山根さん。
山根さんのサービス精神と思いがたっぷりと詰まった「アクアシテ北浜」は、水都を存分に満喫する拠点として最適な場所です。
  • ▲インテリアなど細部にまでこだわるのが山根さん流。宿泊される方にはウェルカムメッセージとともに、ウェルカムクッキーを贈呈。ウェルカムクッキーには、地元北浜の銘菓GOKANのものを採用している。
  • ▲デザイナーさんに依頼し、自由にやってもらったという内装デザイン。ボヘミアン調の雰囲気を演出しながら、コンセプトである水辺をイメージしたブルーを基調としている。
  • ▲民泊の内装はそれほどキレイじゃないもの!というイメージを払拭してくれる「アクアシテ北浜」。薄型TV、カーペット、清掃用具、洋服掛け、ドレッシングルームなどの館内設備・サービスにもこだわっています。
  • ▲日中におもいっきり遊んだ疲れを、ゆったりとしたバスルームで癒しましょう。バブルジェットを楽しめるようにと泡入浴剤をサービスしてくれるのも嬉しい。

PICK UP!

大阪の川床「北浜テラス」は大阪の新しい風物詩

北浜地域のテナントや建物オーナー、NPO、住民等で構成される北浜水辺協議会が実施する大阪の川床。2009年に日本で初めて任意の地域団体で占用許可を受け、乗用化を実現した川床として3川床からスタート。現在は、川のほとりで日本酒を楽しめる和食店をはじめ、イタリアンやバル、カフェなど15川床まで拡大されています。
川のほとりで四季を感じながらのんびりと水都・大阪を満喫してみて。
北浜水辺協議会新HP
http://kitahamaterrace.com/kitahamaterrace/